2008年12月07日

AERA 2008年12月8日「犬ビジネスの闇」を読んで

週刊なので、もう書店やコンビニから消えてしまうと思うんですが、
遅ればせながら、私もこの記事を読ませてもらいました。

最近沢山のマスコミにも関心を持って頂いて、こうやって一般の
雑誌がこういう特集を紹介してくれること、とても嬉しいことだと
思います。
それが罪もない犬や猫の殺処分の減少に繋がること願ってやみません。

記事はTOP6ページカラーで特集してくれていて内容としては、
・殺処分の過程
・業者(ブリーダーやショップ)からの持ち込み
・ペットショップの裏側
・犬の流通経路
・幼齢な子犬を売る理由
・犬種別持込数(※全国ではない、政令指定都市と関東近畿etcの統計)
・熊本県の持込処分率減少の取り組み
・越谷のペットショップの取り組み

上記で構成されてました。
薄っぺらい取材ではなく、きちんと調べているな〜と思う反面、
やはり誰を責めるでもなくソフトな記事なので、その点が少し、
残念ではありましたが、自分が気になった点をいくつか。

中でもやはり、犬種別飼い主持込数は気になるもので、やはり
人気犬種といわれる犬種は持込数もトップのほうに集まっており、
どれほど安易な気持ちで飼い、そして、そういう人が手放すのか、
ということを知りました。
やはり雑誌にもありますが、売る側がきちんと「可愛い」「小さい」
だけではなく、命あるものであるということ、犬種のよい点、そして
とくに悪い点をきちんと説明の上、この家族構成には無理だ・・と
思えば「売らない」という姿勢をきちんとしなければいけないと
思いました。でも、現実的にそうしなさいと行政が指導してても、
きちんとそうしてるところは限りなく少ないのが今の日本だと
思います。
とにかく若く可愛い小さいうちに売りつけたいということなんだと
思います。
ちなみにキャバリアは24位くらいでした。

熊本の取り組みは雑誌で読むずっと以前から私は、熊本で
ボランティアをしている方からの話で、知っていました。
あそこのセンターの職員の皆さんは本当にすごいです。
その取り組みが実って、二年以上動いていないガス処分機。
10年前と比べると10分の1に減った殺処分。
持ち込んで、強く説得しても殺せという飼い主を処分に
立ち合わせることもあるそうです。
この頭数になると、麻酔薬での殺処分になっているそうです。
もちろん、麻酔薬といえど、そうして命を絶たれる子がゼロに
なることが皆さんの願いなんだと思います。

最後に越谷のペットショップの取り組みについて。
ここのショップでは、純血種の子犬を生体販売している片隅で、
センターから引き出した雑種の成犬を展示して、里親探しの
コーナーを設けています。
雑種犬はしつけや健康診断などはすべてショップの負担で行い、
そして面接などをして飼い主を探すという取り組みです。
この雑誌ではそれを絶賛していましたが、私の感覚では「・・・」と
いう気持ちになりました。

私は実際にその場を私は見に行っています。
別にそれが目的でレイクタウンに寄ったわけではないのですが、
自分の中でどうまとめてよいのかわからなかったので記事にする
ことを戸惑っていました。

その取り組み自体は私はありがたいと思います。
記事に書いてあるように、「里親の見つかりにくい雑種犬を引き出して
ご縁をつなげたい」という社長さんのお気持ちも共感します。
その雑種犬の生活環境はとても広くスペースがとっており、
清潔に保たれていました。
ただ、その店には、「愛玩犬」とは言えないような大型犬の
子犬も私が見に行った時には売られていました。
とてもショップで、家族やカップルが、
「かわいいー、抱っこしたーい」というような会話をして、
そのうち「買っちゃおうか?」なんてなる犬種ではない犬種が、、。
※もちろんどんな犬種でも、そんな買い方はいけません※

私が見た時はたしかダルメシアン、秋田犬が売られてました。

私がよく知ってるダルメシアンを愛して愛玩犬として室内で
ダルと暮らす人は、きちんとその道のブリーダーさんと連絡し、
子犬を迎えています。そして大型犬なので溢れんばかりの
愛情の中にも、厳しい躾をきちんといれて暮らしています。

ふつー、もともとダルや秋田犬を迎えたいと思って、そして
ペットショップに立ち寄る人っているんですかね・・?
私はそのへんがとっても不思議で、そして疑問だと思いました。

それこそ、のちのちの飼育放棄のきっかけになるのでは・・と
思えてならないのです。それこそ、本気で手に負えないですよ、汗。
よく小さいからガウガウでもいいとか、けたたましく吠えるのも、
周りが「おい!!」って思ってても、「あははー」って感じで
「この犬種はよく吠えるから〜」みたいな事言って済ませてる
飼い主さんがいますが、さすがにそんな人でも、「あははー」
では済まなくなるでしょう。

だから私は越谷の件については、もうちょっとよく調べて、
書いて欲しかったなと思いました。
その社長さんのセンター犬を救う志、もちろん偽善だとか、
そんな中傷をする気はないです、本当に立派だと思うのですが、
自分のところから送り出した子の終生飼育の徹底も合わせて
必ずお願いしたいと心から思いました。

これはあくまでも私の感想と考えです。
他に色んな感じ方をする人がいると思いますのでご気分を害した
方がいらっしゃれば申し訳ありません。
ただ、保護犬に携わり、ただ読んでねーという紹介だけではなく、
自分の感じ方もきちんと書くべきだと思ったのでブログに載せました。

愛犬家としての願いは同じだと思います。

少しでも罪のない命が消されることのない世の中に
なりますように。
一度迎えた命はどんな理由があろうとも手放すことがない
飼い主さんにみんなが恵まれますように。

ただそれだけです。

betty12079.jpg
↑笑点見ながらネットサーフィンするベティ氏(やらせ)↑

ニックネーム ishimin at 15:16| Comment(2) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どの犬種も安易に迎え入れて良いわけでもありませんが、ダルメシアンや秋田犬がペットショップで安易に手に入るというのは・・・ちょっと疑問ですね。

ぽぽとアルを迎えて、ドッグランへ行くようになり、色んな犬種と触れ合う中で、やっぱり犬種による傾向ってあるんだなと実感してます。

子犬時代はどの子も無条件に可愛らしい。でもそれだけで迎え入れてしまうと、気が付いたときには、制御がきかなくなっている・・・。制御ができない→愛情薄れる→散歩も満足にしてあげない→ストレスたまってさらに制御がきかなくなる・・・そんな悪循環が頭に過ぎってしまいます。

商売と言えど、命ですから、本来はもう少し厳しい審査と講習義務があるのが望ましいのでしょうが・・・難しいですね・・・。
Posted by かか at 2008年12月08日 00:35
>かかさん
ここのショップ、私が行った日はキャバリアも全カラーが揃ってガラスの中にいて、そして、チワワ、ダックス、トイプーもすごい数売られてました、汗。
ちなみに、その日にブルドッグもいたんですが、まーすごい金額でしたよ、苦笑。でもブルドッグって、日本の気候とはあわないらしく、短命で、散歩の距離や、暮らす温度にも気をつけないといけない犬種だって、昔からのブル飼いの方から聞いたんです、なのに、ペットショップで売ってしまうんだな〜と思うと、呆れるというか、なんというか、あのショップには寒くなりました。

そうなんですよね、犬種の特徴って、本当に飼ってから分かることもあると思うんですが、いろいろな室内犬としての問題点も克服しようと思って努力し、愛して暮らしてらっしゃる飼い主だけではないわけで、、特に吠えたり、噛んだりも、小さいから他人に迷惑かけてもよいって考え方で暮らしてる方も多いじゃないですか。だから、そんな飼い主の中から、大型犬に手を出した人がいたらどうなるのか・・と思うと不安でならないのです。それじゃなくても飼い主がセンターへ持ち込めば、収容犬情報にも載らず多くの子が翌日には処分です。そんな現実をつきつけるのであれば、あの店のことは載せないでほしかったなと思えてなりません。あれではまるで何も知らない人にはあの店がモデル店のように思えてしまいます。

かかさんのお気持ちと私も同じ気持ちですが、実際商売している店を止めるすべはなかなか今の日本にはないようです。
Posted by ishimin at 2008年12月08日 14:56